8月6日にピアノの発表会を行います。
個人の発表会やヤマハのグループレッスンでの合同発表会など、何十回もやってきた発表会ですが、
今回は、うちの教室のみんなのためだけに、私が思い描く通りの発表会をすることができます。
そうなると、自由度が上がる分考えることが増えて、いろいろアイデアが浮かんできてしまって、
うれしい反面、難しい感覚を味わっています。
今回の発表会の会場は、
近くの公民館などでの開催も検討したのですが、美術美術絵画などの、個展を開くようなギャラリーの二階にある小さなサロンのようなホールをお借りすることにしました。
こちらのホールのオーナーさんとお話した時に、設営されているピアノについての思い入れをお聞きしました。
こんな音のピアノ、という話を聞かせていただき、そういう想いをもって育てられているピアノを、
うちの子どもたちにも弾かせたいと思いました。実際、音色も、とても説得力を持った音だし、
お部屋の音場の響きも素敵だったので、その会場をお借りすることにしました。
曲選びもそうです。
何を弾くと、その子にとって勉強になって楽しくて力がつくのか、いろんな曲たちの中から、考えて考えて候補を絞っていきます。
一人一人、今のレベルにおいて、日頃から感じている課題があったり、その子の好みがわかっていたりするので、
その曲に取り組んだことで、大きく成長してほしいと願いながら、
かなりの時間を使って、選んでいきます。
本人が弾きたい曲というのも候補の一つではあります。今回の発表会では、一人の持ち時間を、なんと5分もとれるので、
一曲と言わず、短い曲なら何曲か弾いてもらうことができます。親子連弾とか、兄弟連弾とか、歌とかリズム遊びとか、そんなのも取り入れることができるかもと、バラエティに富んだ曲を提案していこうと思っています。
今回は、初めての発表会という子ばかりなので、
発表会の曲に取り組んだこと、本番楽しめたことが、ずっと心に残るような体験にしてもらえるように、
まだ今月いっぱいくらいは、知恵を絞りたいと思っています。
いい曲に出会えますように…