この春、大学生になる学生さんの
幼児教育のためのピアノのレッスンをしています。
全くのピアノの初心者の子もいて、
4歳の子が始めるのと同じプロセスで指導していきます。
4歳の子と違うのは、
ちゃんと日本語が通じること、目的がはっきりしているので、練習が必要であるということを前提として認識していること、です。
でも、4歳の子より劣っていると感じることがあります。
思ったようにいかない時の心のタフさです。
出来るようになる、成功するはずだと
早いタイミングで思ってしまうところがあります。
うまくいかない時に、気持ちが少し萎えてしまう感じがします。
小さい子どものように、出来ないなら出来ないなりにでも、楽しめたりするといいのですが。
だから、一回一回、うまくいかせようとして挑んでいく感じがあります。
いい面でもあり、切迫感があるとも言えます。
例えば、小さな子どもが100回弾いてるうちにやっとできるようになるとすれば、この100回の過程の中にいろんな経験を積むことになります。
指導する側としてはその間も楽しめるにはどうしたらいいか、
出来ない間に何か、トレーニングめいたことを追加して、
一つのことをできるようにする過程において、ついでに二つ三つと、力がつくような取り組み方をさせられないか?など、いろんな工夫を考えます。
また、単純に3回でできるようになることより100回かかることの方が達成感を感じられたりもします。
始めから100回かかるだろうという取り組み方をするわけではなくて、次こそできるだろうと思いつつ、ちゃんと気持ちを入れて取り組みながらでも、
回数がかかる時だってある、逆に言えばできるようになるまでやりさえすれば、ほとんどのことは必ず達成することができます。
何回めに、うまくいくのかは、やってみないとわからないので、
まだできない、と心が折れてしまうことの方が問題です。
そこがタフさの必要性です。
できない間は、モヤモヤしたりイライラしたり、残念に思ったりするものですが
一回一回を大切に楽しみながら、
前向きに、次こそはと気負いすぎず、頑張れたらいいなぁと思います。
大学生の子達は、
今までピアノを習ったことがないということは、それほど音楽に元々興味がなかった
けれど、
仕事をする上で必要だから
と習いにきます。
だから、
実は半分は仕方なく、習うというスタートです。
でもそんなスタートであっても、
いろんな学びになったら、
もっというなら、音楽ってピアノってこんなに面白かったんだなぁと、
知ってもらえるように導いていきたいと思います。
